アイアイロベルト（1996年生、母アイアイラベンダー）

アイアイロベルト（1996年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミオロベルティーノ（当時7歳）と交配したアイアイラベンダーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）小岩ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方7戦2勝。1998年のラベンダー賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノースガーデンから「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1998年）

4月30日、デビュー戦は堂山直樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堂山直樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のエムジーパレスに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月18日、中3週で迎えた3戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のオリオンザドンに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

7月18日、中3週で迎えた4戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月12日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は堂山直樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堂山直樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月12日、連闘で迎えた7戦目は、3歳500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で堂山直樹騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、5着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた8戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で堂山直樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で堂山直樹騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた10戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

12月29日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のヤングチャレンジカップ（門別ダート1200m 雪/重）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。14着に終わった。

3歳（1999年）

2月26日、中7週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた12戦目は、脇本一幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若駒特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のすみれ特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。