ハイコマンド（2012年生、母マヤノクレナイ）

ハイコマンド（2012年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋命令」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時11歳）と交配したマヤノクレナイが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）石川牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方19戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

倉地学厩舎（名古屋）へ入厩。

3歳（2015年）

7月20日、デビュー戦は宇都英樹騎手を鞍上に据えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。馬体重は490kg。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

8月21日、中4週で迎えた2戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のオンワードハドソンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月28日、連闘で迎えた3戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 雨/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のキートゥザスカイをアタマ差振り切って2勝目を手に入れた。

9月29日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

10月8日、連闘で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の名古屋けいば応援記念（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のウォーターモーリスに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月18日、中1週で迎えた8戦目は、アケボノソウ特別（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた9戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（5戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月23日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、C級ネイティブ弐の鞍（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったオンワードハドソンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2016年）

1月2日、中0週で迎えた11戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したスズカプリウスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

1月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

3月27日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた15戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

5月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。

7月15日、中8週で迎えた17戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた18戦目は、だりあ賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

10月8日、中3週で迎えた21戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。