コンコルドフライト（2001年生、母アロングフローラ）

コンコルドフライト（2001年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「コンコルド＋飛行」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時9歳）と交配したアロングフローラが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中村勝則。戦績は、中央平地3戦0勝、地方29戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

6月29日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

11月15日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

3歳（2004年）

7月7日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた8戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のテキサステンプルに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のL-WING・マルシェ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

11月10日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

4歳（2005年）

1月20日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2十1112（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

6月9日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（7戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（9戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（10戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で酒井忍騎手（11戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で酒井忍騎手（12戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したマグノリアにハナ差届かず2着となった。

9月16日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で酒井忍騎手（13戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

5歳（2006年）

8月14日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた23戦目は、一般C3-11 12（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で酒井忍騎手（14戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3七八（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で酒井忍騎手（15戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るラピーナマロンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

9月14日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3五六（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で酒井忍騎手（16戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイチエヌキングに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

10月5日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で酒井忍騎手（17戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレモンティーに6馬身の差をつけて4勝目を収める

11月9日、中4週で迎えた27戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で酒井忍騎手（18戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリックチャーを3/4馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

11月29日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は18戦連続で酒井忍騎手（19戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月26日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、忘年特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は19戦連続で酒井忍騎手（20戦5勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

6歳（2007年）

8月14日、約7か月半の休み明けで迎えた30戦目は、一般C3八九（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で酒井忍騎手（21戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月6日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、一般C3三四（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は21戦連続で酒井忍騎手（22戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で酒井忍騎手（23戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。