エムリオージュ（1993年生、母メジロパンテーラ）

Emolioju

1993.03.06

エムリオージュ（1993年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時13歳）と交配したメジロパンテーラが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は赤坂 光夫。戦績は、中央平地7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

12月2日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったウララパープルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

3歳（1996年）

1月15日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワコーハヤテに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

2月10日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るチアズサイレンスを次元の違う末脚で半馬身差し切って2勝目を手にした。

3月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（3戦2勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた6戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて最後はミスターペンタと並んで10着同着となった。

5月4日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。