ナイススピードワン（1999年生、母インファチュエイト）

ナイススピードワン（1999年2月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のPhone Trick（当時17歳）と交配したインファチュエイトが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地7戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

6月9日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ベルベットスノーに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2002年）

9月1日、約10か月の休養明けで迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のヘイロンシンに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、クリアーシャインに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月21日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったアグネスラブに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（2003年）

3月22日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に敗れた。