ネクストカーリ（2002年生、母カーリセレス）

ネクストカーリ（2002年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時13歳）と交配したカーリセレスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は渡辺隆。戦績は、地方9戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年のこじし座特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

高橋三郎厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2005年）

6月10日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は533kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイプルハヤテに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月13日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、若干速いペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジタカテッシュウに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月29日、中6週で迎えた3戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、シプカクラッチュに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2006年）

1月20日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般C2十11（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、少し速いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

3月3日、中5週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（大井ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のホクテンウエリーに5馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

3月19日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒカルサンキストに7馬身の差をつけて4勝目をマークした。

4月13日、中3週で迎えた7戦目は、こじし座特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウエイオーザを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月11日、中3週で迎えた8戦目は、巣鴨特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ダイワマジックにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月17日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ブラックホルダーにクビ差交わされて2着に甘んじた。