ランギット（2008年生、母リキアイノーザン）

ランギット（2008年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「空（インドネシア語）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のリキアイワカタカ（当時14歳）と交配したリキアイノーザンが24歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方19戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C2三。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

6月27日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は468kg。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

8月21日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、最後はタマモトリトンと並んで3着同着となった。

11月7日、中7週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

12月11日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

3歳（2011年）

8月20日、約8か月半の休み明けで迎えた6戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

9月8日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた7戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のベルヴィクトワールに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月22日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったペルシカアルボルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた9戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、トウケイマンボにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2012年）

3月1日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

3月15日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で竹村達也騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月23日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のサクセスフルロールに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月14日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹村達也騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクルトゥーアに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた19戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は竹村達也騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は平原透雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5歳（2013年）

1月2日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は竹村達也騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のオリエンタルツリーに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月31日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。