ウメテマリ（2021年生、母テンテマリ）

ウメテマリ（2021年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「梅+紀州手毬。母と姉より。地縁血縁、ご縁を大切にしたいと思い」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバゴ（当時20歳）と交配したテンテマリが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方31戦2勝2着7回。主な勝ち鞍は2025年のSAGAジョッキーズグランプリ(一般C2 15)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、辻牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって880万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、紀州ほそ川飼料によって1,265万円で落札された。

上原佑紀厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

6月3日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京芝1600m 曇/不良）に出走。馬体重は410kg。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

9月3日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた3戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず15着に終わった。

11月18日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林美駒騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

3歳（2024年）

1月19日、中8週で迎えた5戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ラストフロンティアに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

2月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで懸命に走り抜いたが、勝ったイルミリオーネに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ピースウォリアーに交わされて2馬身半差の2着となった。

6月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

9月11日、中8週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったチュウワダイオウに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月10日、中3週で迎えた13戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、守らせろ最期まで!杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセブンスリーローズに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月25日、中1週で迎えた14戦目は、ブラックベリー記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた15戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグランバイオレットに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中0週で迎えた16戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、テリオスソラに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中1週で迎えた17戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4歳（2025年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、一般C2 13（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2 15（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた20戦目は、BAOO記念（佐賀ダート1300m 雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2 15（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

3月2日、中0週で迎えた22戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、一般C2 16（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた23戦目は、SAGAジョッキーズグランプリ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のトトリムクに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月6日、連闘で迎えた24戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2-6（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた26戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた27戦目は、アカンサス賞（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカシノエタンセルをクビ差振り切って2勝目を手にした。

7月22日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山田義貴騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

8月24日、中4週で迎えた30戦目は、一般C2-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2-5（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月4日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（5戦2勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（7戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（8戦2勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。