ファイントパーズ（2021年生、母アドマイヤトパーズ）

ファイントパーズ（2021年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「良質なトパーズ。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のTalismanic（当時8歳）と交配したアドマイヤトパーズが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田原橋本牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利(未勝利牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田原橋本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、チェスナットファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ムラヤマ・ブラッドストックによって594万円で落札された。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

9月10日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

10月22日、中5週で迎えた2戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林美駒騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したタケノシンセイを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

12月2日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林美駒騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

3歳（2024年）

1月6日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小林美駒騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴールドアローンに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月9日、中8週で迎えた6戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

12月7日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小林美駒騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

4歳（2025年）

4月12日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林美駒騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のアステロイドメアに2馬身半の差をつけて休養明けの一戦を制した。

5月4日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの咲花特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林美駒騎手（6戦2勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

6月15日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの津軽海峡特別（函館ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小林美駒騎手（7戦2勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

8月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの千歳特別（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小林美駒騎手（8戦2勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

10月28日、中7週で迎えた12戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、’25 ミズナラ賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。