ソロターン（2002年生、母Ballroom Babe）

ソロターン（2002年9月28日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「ダンス用語でフリーハンドのターンのこと」。毛色は鹿毛。種牡馬のRedoute's Choice（当時6歳）と交配したBallroom Babeが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地17戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

6月11日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

7月17日、中4週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のバニヤンゴスペルに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、トーセンラヴにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月24日、連闘で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のセイウンタイヨウに7馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4歳（2006年）

12月24日、約12か月の休み明けで迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。果敢に端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

5歳（2007年）

3月3日、中9週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、シルクエレメントに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月17日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

9月1日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

9月29日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

6歳（2008年）

9月28日、約12か月の休み明けで迎えた11戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

11月22日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の敢闘精神でしぶとく粘り込んで、最後は2着のオウシュウバラッドをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

7歳（2009年）

1月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

4月11日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で黛弘人騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。15着に終わった。

6月28日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で黛弘人騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に終わった。