ミリオンエミー（1996年生、母ミリオンパーシモン）

ミリオンエミー（1996年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のフオーモサボーイ（当時17歳）と交配したミリオンパーシモンが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山口忠彦。戦績は、地方28戦4勝2着2回。1998年のはがくれ賞(アラ系3歳)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山口宇一から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、主取によって円で落札された。同年、山口宇一から「北海道10月市場アングロアラブ2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

山田忠厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1998年）

6月20日、デビュー戦は岡元隆太騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

7月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡元隆太騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡元隆太騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のキングタイムリーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月2日、中1週で迎えた4戦目は、永尾正則騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

9月5日、中4週で迎えた5戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は岡元隆太騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミヤノテンバを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

9月20日、中1週で迎えた6戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオリオンザセイウンを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

10月4日、中1週で迎えた7戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた8戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は永尾正則騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハクユウスイートに7馬身の差をつけて制した。

12月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は東真市騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキングタイムリーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

12月26日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた11戦目は、2歳オープンのはがくれ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東真市騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキングタイムリーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3歳（1999年）

1月17日、中2週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で東真市騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で東真市騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

6月12日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、有明賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で東真市騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

7月17日、中4週で迎えた15戦目は、有明賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で東真市騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

4歳（2000年）

1月31日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた16戦目は、有明賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で東真市騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた17戦目は、有明賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で東真市騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

4月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、アラ系4歳以上B1 B2（佐賀ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で東真市騎手（9戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系4歳以上B1 B2（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で東真市騎手（10戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた20戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で東真市騎手（11戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた21戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で東真市騎手（12戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた22戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で東真市騎手（13戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月14日、中1週で迎えた23戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で東真市騎手（14戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月28日、中1週で迎えた24戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で東真市騎手（15戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた25戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で東真市騎手（16戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月30日、中6週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた26戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で東真市騎手（17戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた27戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で東真市騎手（18戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた28戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で東真市騎手（19戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。