ノチェブランカ（2015年生、母ナイトマジック）

ノチェブランカ（2015年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「白夜（西）」。毛色は芦毛。種牡馬のディープインパクト（当時13歳）と交配したナイトマジックが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦2勝。主な勝ち鞍は2019年の潮来特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月20日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

10月28日、中9週で迎えた2戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

12月28日、中8週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

3歳（2018年）

4月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウインレーヴドールに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月3日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の磐梯山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のウインレーヴドールに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

4歳（2019年）

1月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3月2日、中5週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルヴンシュを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

4月29日、中7週で迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月2日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのグリーンステークス（阪神芝2400m 外回り小雨/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず3着に敗れた。

8月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴージャスランチを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月26日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの古都ステークス（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

12月21日、中7週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのグレイトフルステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5歳（2020年）

2月29日、中9週で迎えた14戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

5月10日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月22日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

2020年10月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。