タガノパルムドール（2007年生、母タガノピアース）

タガノパルムドール（2007年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋カンヌ国際映画祭の最高賞」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時14歳）と交配したタガノピアースが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠タガノファーム。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月11日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。17頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のルクールダンジェに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月13日、中8週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

3歳（2010年）

1月10日、中3週で迎えた3戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

3月13日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4月11日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月3日、中7週で迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り小雨/重）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

7月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の鹿屋特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったテーブルスピーチにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

9月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

11月14日、中9週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（6戦1勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

4歳（2011年）

3月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月17日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

6月25日、中9週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

5歳（2012年）

1月15日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。