アレクト（2009年生、母キョウワノメガミ）

アレクト（2009年5月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「復讐の女神の名（ギリシャ神話）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時9歳）と交配したキョウワノメガミが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）飛渡牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方9戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村上牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、飛渡牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、社台コーポレーションによって283.5万円で落札された。

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

4月14日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアルキバ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月28日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月26日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

10月10日、中5週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた6戦目は、上田健人騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず最後はニューアルゴノーツと並んで8着同着となった。

11月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上田健人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のオープンスカイを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月13日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2八（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2012 ファイナル特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4歳（2013年）

1月18日、中2週で迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2十四（浦和ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた13戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。