インヴィジブルワン（2015年生、母ワールドリープレジャー）

インヴィジブルワン（2015年1月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「見えない力」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時13歳）と交配したワールドリープレジャーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額4,400万円（110万×40口）で一口馬主が募集された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

10月14日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したナラトゥリスを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中5週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

3歳（2018年）

1月7日、中0週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、シンコーメグチャンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

1月27日、中2週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシーダークィーンを上がり3位タイの末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3月17日、中6週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6月30日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

9月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の汐留特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

10月28日、中5週で迎えた11戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。17頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。