フェルクレール（2013年生、母ウェルカムミレニアム）

フェルクレール（2013年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「輝きに満ちた（音楽用語ｖｅｒｋｌａｒｔ）より」。毛色は芦毛。種牡馬のドリームジャーニー（当時9歳）と交配したウェルカムミレニアムが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木下牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

3月6日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は410kg。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入った。

3月21日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

7月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のゴーストバローズに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月2日、中9週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初也騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の十日町特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で木幡初也騎手（3戦1勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

4歳（2017年）

1月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

4月8日、中9週で迎えた9戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4月16日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初也騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

5月7日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

7月9日、中8週で迎えた12戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の彦星賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月16日、連闘で迎えた13戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したタケショウベストを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

11月4日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

11月11日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の相馬特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2018年）

2月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

2月18日、連闘で馬体重を前走から14kg絞って迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田純次騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた19戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。