シンサン（2011年生、母スリースポット）

シンサン（2011年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より＋呼称」。毛色は栗毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時13歳）と交配したスリースポットが21歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）三宅牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方16戦6勝。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

9月6日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は484kg。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では見せ場なく17着に終わった。

10月23日、中6週で迎えた2戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-7（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のホシノキラメキに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2015年）

1月2日、中7週で迎えた4戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

1月20日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のイマガカチドキに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月13日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のメイショウヨアケに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

3月21日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月23日、中8週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

10月17日、中9週で迎えた10戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた11戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

5歳（2016年）

2月3日、中6週で迎えた13戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグラマシーパークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

2月17日、中1週で迎えた14戦目は、カラハナソウ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジノキンメダルに9馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月18日、中1週で迎えた16戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた17戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた19戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

7月3日、中7週で迎えた20戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のテイクミーホームに1馬身半の差をつけて6勝目を挙げた。

8月6日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本雄大騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本雄大騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。