ホワイトホーネット（2006年生、母ホーネットピアス）

ホワイトホーネット（2006年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「白いスズメバチ」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時9歳）と交配したホーネットピアスが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

4歳のとき、ノーザンファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、八木良司によって346.5万円で落札された。

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,000万円（25万×40口）で一口馬主が募集された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月17日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、オーゾラヲマウトキに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月8日、中2週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3月21日、中5週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアラマサスクワートにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルコードリームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。