ファイアーサイン（2021年生、母サマーアクトレス）

ファイアーサイン（2021年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「火+印」。毛色は栗毛。種牡馬のMind Your Biscuits（当時8歳）と交配したサマーアクトレスが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。主な勝ち鞍は2024年の馬い!淡路玉ねぎを食べよう(一般C2七八)。

経歴

デビュー前

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月9日、デビュー戦は水沼元輝騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、5着に入り込んだ。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

3歳（2024年）

1月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

2月25日、中4週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は水沼元輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

5月26日、中9週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

9月27日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、所蛍騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロイドールを差し切れず、1馬身差の2着となった。

10月28日、中3週で迎えた10戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の谷津干潟賞（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の百舌鳥特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた12戦目は、馬い!伊那リンゴ収穫記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた13戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、馬い!淡路玉ねぎを食べよう（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のルナーサウスポールに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2025年）

1月21日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2四五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

2月14日、中2週で迎えた15戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、2024JockeysFestivalFinal1（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシーメジャーをアタマ差振り切って優勝

3月11日、中3週で迎えた16戦目は、馬い!おいしい野菜はたがやす倶楽部（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた17戦目は、崎の向こうに広がる未来記念（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

7月3日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、馬い!イザナミ淡路玉ねぎ記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた19戦目は、夏の空特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は山中悠希騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

デビュー前

林幻厩舎（船橋）へ入厩。

8月27日、デビュー戦は柿本量平騎手を鞍上に据えて、2025JockeysFestival（5th）（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番ゲートからスタート。出走取消となった。

9月12日、中6週で迎えた20戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、ペルセポネ賞（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた21戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド船橋第2戦（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のミヤビモルタルをクビ差振り切って制した。

11月6日、中4週で迎えた22戦目は、新進気鋭特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田昂騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

11月19日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、バーボン賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮し、5着に入り込んだ。