フライングディスク（1996年生、母センシュータチバナ）

フライングディスク（1996年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時11歳）と交配したセンシュータチバナが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は樋渡光男。戦績は、中央平地16戦0勝2着2回、地方11戦2勝。主な勝ち鞍は1999年のマルチパルス特別(C1以下)。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

9月13日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

11月22日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた3戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

3歳（1999年）

1月10日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったニシノバクシンオーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

1月31日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったムーンクラフトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月21日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

8月28日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月19日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた10戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のマルチパルス特別（浦和ダート1400m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダブリンモナークを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2000年）

7月15日、約8か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦1勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（9戦1勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（10戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（11戦1勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の佐倉特別（中山芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（12戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた17戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

12月3日、中7週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた18戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた19戦目は、伊藤康浩騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5歳（2001年）

1月9日、中2週で迎えた20戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月23日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた22戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のタカヒロマンに半馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

6月4日、中3週で迎えた23戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーカップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた24戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月28日、中5週で迎えた25戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤康浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた26戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた27戦目は、一般A2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤康浩騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。