ミラベル（2017年生、母エメラルドインディ）

ミラベル（2017年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「オーストリアの宮殿名」。毛色は栗毛。種牡馬のトーセンジョーダン（当時11歳）と交配したエメラルドインディが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大樹ファーム。主な勝ち鞍は2020年のチロロの巨石賞(一般C4-5)。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月1日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

10月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3歳（2020年）

1月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

2020年1月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月23日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、チロロの巨石賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るカフェサーバルを半馬身差し切って初勝利を挙げた。

5月6日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 雨/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で亀井洋司騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-2（門別ダート1500m 内回り曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で亀井洋司騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

6月11日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で亀井洋司騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったシシャモダイスキを3/4馬身捉え切れず2着となった。

7月1日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、神威岳賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で亀井洋司騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4-2（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で亀井洋司騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。