マルモリスペシャル（2019年生、母サリール）

マルモリスペシャル（2019年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+特別」。毛色は鹿毛。種牡馬のバトルプラン（当時14歳）と交配したサリールが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤義紀。2023年のギャラクシーステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

6月19日、デビュー戦は富田暁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3歳（2022年）

1月16日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカライカマウリオラを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月8日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月17日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、レダ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシロイスズメを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

9月18日、中4週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの浦安特別（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

4歳（2023年）

3月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

4月15日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスのラジオ福島賞（福島ダート1150m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のロードミッドナイトに1馬身1/4の差をつけて3勝目をマークした。

4月30日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスの東大路ステークス（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で泉谷楓真騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジェットエンブレムをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月4日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの松風月ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で泉谷楓真騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月23日、中6週で迎えた13戦目は、安達太良ステークス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で泉谷楓真騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのペルセウスステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた15戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた16戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカセノダンサーをクビ差振り切って5勝目を獲得した。

12月20日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデJpn3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2024年）

3月26日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、Jpn3の黒船賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田口貫太騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた19戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。