セントセプター（1984年生、母ニシノセプター）

セントセプター（1984年6月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフアーストドーン（当時13歳）と交配したニシノセプターが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方10戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年のりんどう賞(C)。

経歴

デビュー前

荒木静雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

1月11日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、花松進騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で花松進騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた4戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野栄治騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた7戦目は、高市圭二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高市圭二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、3着に入り込んだ。

4歳（1988年）

3月5日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、国兼正浩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で国兼正浩騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

7月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた11戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた12戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた13戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のダイナモナークに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月20日、中2週で迎えた14戦目は、福島幸広騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムセイコーから半馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中4週で迎えた15戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のハルミレデイに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

5歳（1989年）

7月2日、約8か月半の休養明けで迎えた16戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた17戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のハルミレデイに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月16日、中1週で迎えた18戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のガバリブレスドに1馬身半の差をつけて優勝

9月4日、中2週で迎えた19戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（1990年）

1月22日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。