スギノコジョオー（1993年生、母ユーワグロリア）

スギノコジョオー（1993年2月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスマコバクリーク（当時8歳）と交配したユーワグロリアが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）チトセ牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

4月7日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた2戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた3戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のロングクリエイターをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

6月22日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

11月16日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた8戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた9戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（1997年）

1月26日、中4週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着を確保した。

2月16日、連闘で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原英幸騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

3月15日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の伊勢特別（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月19日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。