エンジェルカシマ（1990年生、母ビューティコトブキ）

エンジェルカシマ（1990年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時12歳）と交配したビューティコトブキが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトファーム。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

5月23日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた2戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

7月18日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したキャニオンストームを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

7月31日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタニアトウショウを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

10月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

4歳（1994年）

4月2日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず15着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた8戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に敗れた。