スズノネイロ（2010年生、母アグレス）

スズノネイロ（2010年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「鈴の音色」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデュランダル（当時11歳）と交配したアグレスが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）山本牧場。戦績は、中央平地5戦2勝。主な勝ち鞍は2012年のつわぶき賞(500万下)。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月11日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレッドオーヴァルに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月8日、中3週で迎えた2戦目は、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のウォータープリプリに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（2013年）

1月12日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず最後はウインプリメーラと並んで8着同着となった。

8月18日、約7か月半の休み明けで迎えた4戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

4歳（2014年）

10月13日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（4戦2勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入った。