ルミナスハーバー（2004年生、母タックスヘイブン）

ルミナスハーバー（2004年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「光り輝く港」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時6歳）と交配したタックスヘイブンが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦4勝2着4回。2006年の阪神ジュベナイルフィリーズ(牝G1)で3着に入った他、2007年のマーガレットステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

9月30日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったフューチャーボーイにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

10月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るグッドキララを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月11日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下（京都芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゼットカークに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月3日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（2007年）

3月11日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアドマイヤヘッドをハナ差振り切ってファンの高評価に応えた。

4歳（2008年）

9月21日、約18か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（6戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小牧太騎手（7戦3勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5歳（2009年）

2月15日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で小牧太騎手（8戦3勝）。17頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小牧太騎手（9戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた11戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月7日、中9週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（10戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のローズカットダイヤをアタマ差振り切って1位に入線したが、その後2着に降着となった。

6月28日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の水無月特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（11戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したコパノオーシャンズにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月30日、中8週で迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のブルーカーディナルに2馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

11月7日、中9週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（12戦3勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったタイガーストーンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月28日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（13戦3勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。