グレースルージュ（2021年生、母パールウェディング）

グレースルージュ（2021年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「優美な口紅」。毛色は鹿毛。種牡馬のDeclaration of War（当時12歳）と交配したパールウェディングが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月15日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のメイクデビュー中京（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に終わった。

8月27日、中5週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアートフォームにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

11月5日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアウェイキングに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月2日、中3週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラスのさざんか賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

3歳（2024年）

1月20日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの萌黄賞（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい6着に敗れた。

5月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた6戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた7戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都芝1200m 小雨/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

7月13日、中7週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

11月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

4歳（2025年）

2月8日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。

8月31日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で角田大和騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

10月25日、中7週で迎えた12戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。