ケニルワース（2021年生、母ロータスクイーン）

ケニルワース（2021年3月15日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ワシントンにある蓮の名所。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時14歳）と交配したロータスクイーンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業株式会社那須野牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

6月8日、デビュー戦は長岡禎仁騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

7月26日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー24（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハルチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のテイエムエールを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月24日、中2週で迎えた6戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のP未満（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったレオボヌールにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2025年）

1月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた7戦目は、一般C3一（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュウノハイルを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

2月14日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したリュウノタブークを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月12日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2八九（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンバサダーに6馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。