ツルギフクセント（1998年生、母ハヤテグレシャス）

ツルギフクセント（1998年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスリルシヨー（当時15歳）と交配したハヤテグレシャスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡博。戦績は、中央平地5戦2勝2着1回、地方10戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

12月9日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグランドレイナに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3歳（2001年）

6月24日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るピンキーチャマを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月22日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

8月5日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコバノスカッシュに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2002年）

4月27日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6月2日、中4週で迎えた6戦目は、菅原雅文騎手を鞍上に迎えて、一般A2（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月7日、中4週で迎えた7戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の栗駒賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

8月17日、中5週で迎えた8戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、友禅特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず3着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊木良介騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

9月28日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で熊木良介騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた11戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊木良介騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた12戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ペプシコーラ特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた15戦目は、一般B1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。