エフテーシアトル（1999年生、母ダイナエリクシール）

エフテーシアトル（1999年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のシアトルダンサーⅡ（当時15歳）と交配したダイナエリクシールが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）上島牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方18戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の一般D3-2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上島牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、深野茂雄によって367.5万円で落札された。

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

12月9日、デビュー戦は梶晃啓騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は404kg。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

3歳（2002年）

6月30日、約7か月の休み明けで迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に沈んだ。

8月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

10月12日、中7週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

11月16日、中4週で迎えた7戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C4 C5（高崎ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったホシノビッグアイから3/4馬身差の2着となった。

12月30日、中5週で迎えた8戦目は、けやき特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。9着に終わった。

4歳（2003年）

1月12日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4 C5（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で茂呂菊次郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた10戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、一般C4（高崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた11戦目は、一般C4（高崎ダート1330m 雨/良）に出走。鞍上は茂呂菊次郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた13戦目は、一般C4（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で茂呂菊次郎騎手（5戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月22日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた15戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D4-1（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般D4-1（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は小林靖幸騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のスイートロゼに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、一般D2-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（2戦1勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般D2-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林靖幸騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた19戦目は、一般D2-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月13日、連闘で迎えた20戦目は、一般D2-1（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林靖幸騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月21日、連闘で迎えた21戦目は、一般D2-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた22戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、一般D2-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた23戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた24戦目は、星野純一騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（門別ダート1200m 雨/重）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のノースキャラットをクビ差制して雨中の大激戦を制した。