ハギノエントラータ（2004年生、母ハギノトニーレディ）

ハギノエントラータ（2004年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋登場（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時10歳）と交配したハギノトニーレディが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下明博。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月16日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

12月23日、連闘で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

3歳（2007年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた4戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月17日、中6週で迎えた5戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた6戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したカシノカスケードに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月13日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルハヤトを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月2日、中2週で迎えた9戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた11戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のツルマルシルバーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月15日、中2週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6歳（2010年）

1月30日、約30か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。