ツーエムピシュー（2021年生、母トーセントルマリン）

ツーエムピシュー（2021年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+中国の神獣」。毛色は栗毛。種牡馬のシュヴァルグラン（当時9歳）と交配したトーセントルマリンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はメイタイファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中山高鹿康から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、村上憲政によって1,540万円で落札された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

9月30日、デビュー戦は泉谷楓真騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

10月29日、中3週で迎えた2戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

11月5日、連闘で迎えた3戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた4戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の2歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

3歳（2024年）

1月13日、中3週で迎えた6戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は今村聖奈騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

3月30日、中8週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月15日、中7週で迎えた10戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた11戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

8月13日、中5週で迎えた12戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアシャンテガールを上がり3位の末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

9月12日、中3週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

4歳（2025年）

2月19日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から37kg増やして迎えた14戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。