アイルオブグリーン（1994年生、母Irish Lona）

アイルオブグリーン（1994年4月20日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のDistinctly North（当時6歳）と交配したIrish Lonaが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦0勝2着3回、中央障害4戦0勝、地方14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の野いちご特別(一般B)。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額2,900万円（29万×100口）で一口馬主が募集された。

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

8月23日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は520kg。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

8月31日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

9月13日、中1週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた3戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

10月4日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したベルグクラウンに3/4馬身届かず2着となった。

10月18日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったバイアリーガルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月25日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は山本康志騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月2日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したスイートマイハートを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（5戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は山本康志騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（1998年）

1月6日、中3週で迎えた11戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた12戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた13戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた14戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に55kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月16日、中8週で迎えた15戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、しゃくなげ特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた16戦目は、都忘れ特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーアペガサスから半馬身差の2着に敗北した。

5月18日、中1週で迎えた17戦目は、福寿草特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下康一騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月25日、連闘で迎えた18戦目は、かきつばた特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下康一騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた19戦目は、野いちご特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮下康一騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のバーナードコトブキに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月1日、中2週で迎えた20戦目は、一般A7（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下康一騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮下康一騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月2日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、深見明宏騎手を鞍上に迎えて、一般A7（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、一般A8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で深見明宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般A7（名古屋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で深見明宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

5歳（1999年）

1月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、門松特別（中京(地)ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月21日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた26戦目は、一般A7（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は深見明宏騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月4日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた27戦目は、一般A6（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で深見明宏騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月1日、約4か月の休み明けで迎えた28戦目は、一般A7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宮下康一騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。