カーテンコール（2017年生、母アウトシャイン）

カーテンコール（2017年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「演劇の終幕後に出演者を称える拍手などのこと」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時13歳）と交配したアウトシャインが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額1,512万円（3.02万×500口）で一口馬主が募集された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月14日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 小雨/良）に出走。馬体重は472kg。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2020年）

2月1日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

4月26日、中7週で迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月2日、中3週で迎えた8戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったヴァルムチェーナを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月6日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のホウオウエインセルに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4歳（2021年）

1月24日、中6週で迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

2月28日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のプリンセスヨウクに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月14日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

5月16日、中8週で迎えた15戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

7月4日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

9月11日、中9週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、パワフルヒロコにクビ差交わされて2着となった。

10月10日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

11月20日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したヒートライトニングを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

12月11日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの豊川特別（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（8戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のミエノワールドに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2022年）

1月29日、中6週で迎えた21戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの伊賀ステークス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上3勝クラスの橿原ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

4月16日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのやまびこステークス（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

2022年5月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。