ファンシーブライド（1987年生、母ファンシーダイナ）

ファンシーブライド（1987年6月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時16歳）と交配したファンシーダイナが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

12月9日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（1990年）

1月6日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したインターラッキーを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

1月21日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒロオウギに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月11日、中2週で迎えた6戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。