ビビットアロー（1988年生、母シンウイド）

Vivid Arrow

1988.04.02

ビビットアロー（1988年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のインデエアンキング（当時10歳）と交配したシンウイドが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）冨岡牧場。戦績は、中央平地13戦1勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

野平好男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

9月16日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り 雨/重）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた2戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月1日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

3歳（1991年）

2月17日、中7週で迎えた5戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた6戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月10日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名信広騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3月16日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名信広騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月4日、中6週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名信広騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシンボリカイザーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月2日、中3週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名信広騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名信広騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

4歳（1992年）

2月3日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名信広騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で蛯名信広騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。