フクピション（2000年生、母ミルフォードホープ）

フクピション（2000年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサマーサスピション（当時8歳）と交配したミルフォードホープが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は木戸口昌治。戦績は、地方20戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年のフレッシュチャレンジ( 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木戸口昌治から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

清水日出男厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

6月25日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のセイクリッドバードに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のコルチカム特別（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

12月17日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスパルタニアンを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目をマークした。

12月30日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

3歳（2003年）

1月27日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦でオープンの若菜賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

9月11日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳戦の萩特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた9戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダリア特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月13日、中0週で迎えた10戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、4着に終わった。

11月10日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の紅葉特別（船橋ダート1600m 小雨/重）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の葉牡丹特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のキョウエイラドニャに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2004年）

1月4日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

1月14日、中0週で迎えた14戦目は、一般C1三ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したエクイクスにクビ差届かず2着となった。

2月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、一般C1三イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のエスプリコマコマに1馬身半の差をつけて制した。

3月24日、中1週で迎えた17戦目は、アクアマリン特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

8月29日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた19戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた20戦目は、森田直哉騎手を鞍上に迎えて、オパール特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。