バージャラスヒル（2000年生、母バーシャ）

バージャラスヒル（2000年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「新緑の丘」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時8歳）と交配したバーシャが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦3勝。主な勝ち鞍は2003年の2003ゴールデンスパートロフィー(1000万下)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月5日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は544kg。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のモルフェテレスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月8日、中1週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

3月2日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

5月11日、中9週で迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

8月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

10月18日、中9週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のレストオブセールに9馬身の差をつけて2勝目を収める

11月9日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の甲斐路特別（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

12月6日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2003ゴールデンスパートロフィー（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のイセノイチをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月28日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の2003フェアウェルステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。