ナリタスカイ（2009年生、母オースミリンド）

ナリタスカイ（2009年2月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋空」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時7歳）と交配したオースミリンドが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地17戦2勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

2月26日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は408kg。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

5月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では全く伸びず15着に敗れた。

7月8日、中7週で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るスリーアフロディテを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

12月23日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦1勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

5歳（2014年）

3月22日、約15か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

6月1日、中9週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月21日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（3戦0勝）。17頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の茶臼山高原特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高倉稜騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で高倉稜騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高倉稜騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月14日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高倉稜騎手（7戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスズカローラーをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

10月5日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で高倉稜騎手（8戦1勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

6歳（2015年）

2月8日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 小雪/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（9戦1勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた17戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。