エンジェルスノー（2021年生、母エンジェヌー）

エンジェルスノー（2021年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「天使+雪」。毛色は鹿毛。種牡馬のThunder Snow（当時7歳）と交配したエンジェヌーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月21日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

3歳（2024年）

1月28日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、4着に入った。

3月16日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、クインズシャウラにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

4月14日、中3週で迎えた5戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた6戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のラセーヌシュメールをクビ差振り切って初白星を挙げた。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

9月14日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

10月20日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた9戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

11月2日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のヴィヴァムーンに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。