バクシンワルツ（2000年生、母シノクロス）

バクシンワルツ（2000年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ワルツ」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時15歳）と交配したシノクロスが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）セントラル・スタッド。戦績は、中央平地22戦0勝、地方21戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上C1-2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、セントラル・スタッドから「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月5日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

1月12日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では全く伸びず15着に敗れた。

2月16日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

3月16日、中3週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた6戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

5月5日、中2週で迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の旭山記念公園特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のブールドネージュに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた9戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた10戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では非凡な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

11月15日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた14戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2004年）

5月1日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた17戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月27日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の田舎館特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は伊藤直人騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

8月15日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

8月28日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

10月3日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

12月16日、中8週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた24戦目は、宮西晃宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C7-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナムラチーフを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2005年）

1月18日、中4週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた25戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C7-1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイユージュエリーに6馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

1月26日、連闘で迎えた26戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4-1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた27戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C5-2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレガシーコスモに7馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

2月24日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上C3-2（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮西晃宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るデリシャスウェイを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を手にした。

3月8日、中1週で迎えた29戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルヴァージュエルに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月5日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上B3-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C1-1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は宮西晃宏騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイユウゴールドに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月2日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上B2-2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮西晃宏騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた33戦目は、4歳以上B2-2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアインカンチーを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月17日、約6か月半の休養明けで迎えた34戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は宮西晃宏騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた36戦目は、スーパーバードカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた37戦目は、FMあまがさき82.0賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

6歳（2006年）

1月11日、中1週で迎えた38戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた39戦目は、宝塚特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宮西晃宏騎手（5戦2勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上B3二（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた41戦目は、4歳以上B3二（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた42戦目は、4歳以上B3二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた43戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。