プレミアムハンド（2022年生、母Avuncular）

Premium Hand

2022.02.22

プレミアムハンド（2022年2月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のAudible（当時7歳）と交配したAvuncularが2023歳のときに産んだ仔が本馬である。2024年の平和賞で3着に入った他、2024年の若武者賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2024年）

5月20日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 晴/不良）に出走。馬体重は503kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシェナノパリオを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

6月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のヒルガオ特別（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったアッカーマンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の若竹特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシャイニングヒーロー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

9月5日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳オープンの若武者賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月20日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の新生特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたビッグデイメイク決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月24日、中4週で迎えた7戦目は、2歳戦の新鋭特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシェナノパリオに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月30日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの平和賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月6日、中4週で迎えた9戦目は、2歳戦のはくたか特別（大井ダート1800m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月25日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の浦和ジュニアチャンピオン（浦和ダート1500m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3歳（2025年）

1月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンのニューイヤーカップ（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

2月19日、中5週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた12戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳Jpn3の雲取賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた13戦目は、3歳オープンの椿賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したヤギリケハヤを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。