マルタカランガー（1991年生、母ゼネラルオーシヤン）

マルタカランガー（1991年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のサチエノヒリユウ（当時13歳）と交配したゼネラルオーシヤンが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川英明。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回、地方11戦1勝。1993年のアラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

7月3日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は446kg。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

7月24日、連闘で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったエピソードに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のテイーイットーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月26日、中3週で迎えた6戦目は、アラ系3歳オープン（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

10月31日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた8戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安達昭夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったブラックラビットにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系3歳400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安達昭夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3歳（1994年）

1月8日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で安達昭夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた12戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

4歳（1995年）

2月22日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、岡河まき子騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系一般C2 C3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡河まき子騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた15戦目は、アラ系一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡河まき子騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた16戦目は、水野善太騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C3ロ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のファストシュウザンに3/4馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

5月10日、中1週で迎えた17戦目は、田辺弘騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた18戦目は、アラ系一般C3イ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は岡河まき子騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡河まき子騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた20戦目は、アラ系一般C3イ（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡河まき子騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた21戦目は、加藤一成騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡河まき子騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡河まき子騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。