ダブルエッグ（2008年生、母コシズエッグ）

ダブルエッグ（2008年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名より、２倍の期待を込めて」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時16歳）と交配したコシズエッグが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田一夫。戦績は、中央平地8戦0勝、地方18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

9月11日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

12月4日、中6週で迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

3歳（2011年）

6月5日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

7月10日、中4週で迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

9月3日、中7週で迎えた8戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

10月11日、中4週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラブバレーを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた13戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

4歳（2012年）

1月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた15戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のキシュウライに3馬身の差をつけて2勝目を収める

3月22日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったハテナキユメに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のように急駛したが、コパノワイルドに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月16日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（10戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（11戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（12戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。