レッドムーン（2012年生、母ルックアミリオン）

レッドムーン（2012年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「赤い月」。毛色は鹿毛。種牡馬のチチカステナンゴ（当時14歳）と交配したルックアミリオンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方19戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年のリンドウ賞。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

6月18日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は420kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた2戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリコーエンツォに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月31日、連闘で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシュガテールを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

9月4日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのサファイア特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた7戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のラブミーチャン記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

3歳（2015年）

1月17日、中4週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた10戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

5月17日、中9週で迎えた12戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。14着に終わった。

7月3日、中6週で迎えた13戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の雷神賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたアイスイモン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月13日、中0週で迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビリーヴティアラに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月6日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、3歳戦のダリア賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで踏ん張ったが、ショウリにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月31日、中3週で迎えた16戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鷺草賞（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヴァンキッシャーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月23日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦のリンドウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のダンテスに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4歳（2016年）

1月27日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、サイクロン賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

2月3日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定のハンデ戦の越生梅林賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

3月10日、中4週で迎えた20戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（7戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

4月29日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた23戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた24戦目は、ヒスイ賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。