ルチルマニッシュ（2009年生、母メジャービクトリー）

ルチルマニッシュ（2009年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「パワーストーンの一種＋母母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時14歳）と交配したメジャービクトリーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）見上牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方23戦2勝2着1回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、見上牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、西森鶴によって210万円で落札された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

8月13日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた2戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

12月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

3歳（2012年）

1月9日、中4週で迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3月10日、中8週で迎えた5戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた7戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

7月28日、中4週で迎えた9戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

8月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったケイズイーグルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月1日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のブルジュハリファを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月22日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月28日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のカーライルをアタマ差振り切って断然人気に応えた。

11月4日、中1週で迎えた15戦目は、紅葉土佐路特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（3戦2勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず3着に敗れた。

11月25日、連闘で迎えた17戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月12日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

12月31日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた19戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4歳（2013年）

1月21日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（5戦2勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた22戦目は、目迫大輔騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で目迫大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた24戦目は、高知県馬事協議会特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた25戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた26戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた27戦目は、インターグロリア特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月12日、中1週で迎えた28戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた29戦目は、カツオのタタキ特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた30戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた31戦目は、ライラック会会長特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は上田将司騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた32戦目は、竜串海岸特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は西森将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。