マルブツウィン（1990年生、母ウインエキスプレス）

マルブツウィン（1990年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のトウショウルチェー（当時13歳）と交配したウインエキスプレスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木田牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

12月13日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた2戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

3歳（1993年）

1月24日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったマルブツハヤブサに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月27日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のユニコンファーストをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3月20日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下のフリージア賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内山正博騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

4月3日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4月25日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた10戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4歳（1994年）

3月26日、約9か月の休み明けで迎えた12戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は藤井正輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤井正輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた16戦目は、押田年郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で押田年郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。