パーディシャー（2017年生、母エバーブロッサム）

パーディシャー（2017年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「皇帝、君主(トルコ語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時16歳）と交配したエバーブロッサムが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月7日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は428kg。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3歳（2020年）

2月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月3日、中9週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したナムアミダブツにアタマ差届かず2着に惜敗した。

5月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のホウオウトラストを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

8月23日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月18日、中7週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に敗れた。

4歳（2021年）

2月14日、中9週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

6月27日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

9月4日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラスの瓢湖特別（新潟芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

11月6日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したサルマンを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた15戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

5歳（2022年）

1月22日、中8週で迎えた16戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったハーツオブシャカに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月16日、中8週で迎えた18戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

5月28日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラスの荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月23日、中7週で迎えた20戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた21戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

11月20日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6歳（2023年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で草野太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月16日、中6週で迎えた25戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のトーセンオリジンに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

5月20日、中4週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に出走。鞍上は草野太郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月15日、中7週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月23日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は小牧加矢太騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。13着に終わった。

11月10日、中6週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた29戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、おいしくお茶を飲みま賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。