ダイヤモンドハート（2012年生、母エスティメーション）

ダイヤモンドハート（2012年1月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「宝石名＋心。宝石の中で１番、馬でも１番になって欲しい願いより」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時11歳）と交配したエスティメーションが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）二風谷ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方11戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2十六十七十八。

経歴

デビュー前

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月2日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

11月15日、中1週で迎えた2戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

12月7日、中2週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

3歳（2015年）

2月14日、中9週で迎えた4戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

8月9日、約6か月の休養明けで迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

9月29日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったジェロニモに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったポワソンダブリルにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2十六十七十八（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアサカラヴァーズに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2016年）

7月15日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた9戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2十（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十三十四十五（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柏木健宏騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた13戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、ウメバチソウ特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、最後はメイショウヒグラシと並んで3着同着となった。

10月19日、中3週で迎えた14戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、ホオズキ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5歳（2017年）

4月12日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた15戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

4月19日、連闘で迎えた16戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。